2007年6月29日

今朝、バイトに行く前にニュース番組を見ていたら、記憶を無くした男性の特集をやっていた。どうやら、昨日も同じ特集で、番組終了後に多くの情報が寄せられ、男性の身元が判明したということで今日も同じ内容だったようだ。

まだ男性の素性が明かされる前、冒頭で映し出された彼の写真を見て驚いた。自分の同級生だ。案の定、通っていた学校も学科も学年も同じだった。とは言っても、彼とは話したことはなく、名前も分からないが、確かに顔は憶えている。けれど、わたしは彼を知らない。どうしてしまったのだろう。自分の視界に居た人が、いつの間にか記憶を失って、遠い地域で保護された。

なんというか、本当にたまたま、いつも見ないチャンネルのニュース番組を見ていただけなのに。人との距離なんかを感じてしまった。一体何なのだろう。

2007年6月26日

くるりのベストアルバムを聴いた。ファンとしては遅いくらいだろうか。カップリングでしか発表されていない曲が入っていたり、デビューして間もない頃の未発表曲も入っていたりと、聴き堪えのある内容。(でも「青写真」が収録されなくて残念。)なんというか、このアルバムを聴くことに対して、変な抵抗があったというか、くるりの音楽を純粋に聴けなくなってしまって、今まで手に取らなかった。それは、度重なるメンバーの入れ替えやボーカルの岸田さんの発言に不信感を憶えたためである。でも、先日発売された「JUBILEE」という曲をテレビで偶然見かけて、茫然としてしまった。歌唱力は少々難ありだったけれど(何故だか岸田さんはテレビだとそのボーカルの良さが出し切れていない気がする。ライブは例外。)、メロディーの心地よさと、なんといっても歌詞の美しさに目が覚めた。単にキャッチーな音の並びではない。街に氾濫して消費されていくだけの音楽ではない。そうか、そういうことか。くるりは素晴らしい音楽を奏でたかっただけなのだ。紆余曲折もその「だけ」のためだったのだ。いろんなものに惑わされてそれに気づくのに時間が掛かった。やっぱりくるりは最高だ!水のようにするする身体に入って来るくるりの音楽は、やっぱり必要なのだ。

ちょっと熱くるしいだろうか。でも、本当に思うから。

休みの日に、川崎市市民ミュージアムに行って来た。「オフ・ストライプス 縞模様の繊細なる瞬き」展。あの会場は、展覧会が身動き取れなくなりがちな造りだと思う。近くにあるグラウンドの横やスタジアムの近くを散歩した。その日はとても暑くて、全てが色鮮やかに、コントラストが強く、くらくらしてしまった。散歩をしていると、いつも写真を撮りたいのだけれど、知らない人を撮るのにはとても勇気が必要で、いつも断念してしまう。この日もだめだった。

2007年6月21日

ロープに引っかかって転ぶという珍事。帰りの電車はブルーでいっぱい。

2007年6月18日

生まれて初めて、歌を聴いて笑った。くるりの「人間通」。

2007年6月17日

上野の森美術館「アートで候。会田誠 山口晃」展、「山口晃|山愚痴屋澱エンナーレ2007」、藍画廊「長坂真帆」展、ギャラリーQ「坂本知野」展、ガレリア・グラフィカ bis「Exposition Saiko KAITO」、コバヤシ画廊「赤塚祐二」展、ギャラリー360°「ホンマタカシ NEW WAVES」展、ロゴスギャラリー「ホンマタカシ NEW WAVES」展(ギャラリー360°と同時開催)。

最初の展示は、招待券をもらったので行ってみた。山口晃の絵は、気が遠くなるほど細かいものが多く、その線に少し見入った。1本1本の線が的確に引かれているような気が。まるで地図を見ているような気分になった。(まあ六本木や渋谷など地域別の作品が多いのだけれど。)そしてなぜだか、中学生や高校生の頃にポスターを描いた感覚を思い出した。「没頭している感じ」を感じたのだろうか。

ホンマタカシの作品は出版物でしか見たことがなく、展覧会という形では初めてだった。8年間撮影された波の写真からなる展示。全体の写真数のどのくらいの量が、この展覧会のために選出されたのだろうか。形がない水が、写真に収められることで姿を現す。それを見れば、いつでも音が蘇る。海(波)の前では、何時間でも居られる。強風の場合は少し無理があるけれど。一定のリズムで繰り返される波の音やその見た目が、鼓動というか脈拍というか、そういうものと波長が合うからではないだろうか。ギャラリー360°の方は、白い壁に写真が掛かっていて、ひとつだけある窓から日が射していた。窓の外は大きな交差点で、たくさんの人が立ち止まっては歩き出してどこかに行った。

今日はたくさん歩いて、部屋に戻ったら少し眠ってしまった。起きたら頭が痛い。変な時間に眠るといつもこうだ。コーヒーを飲んで覚醒しよう。

2007年6月16日

すぐそこにある果てしなく遠い景色。

2007年6月15日

今日で学校の方のバイトが終了した。

友人との待ち合わせまで少し時間があったので、部屋に帰って靴を履き替えた。やはり履き慣れたこの靴は最高だ。穴が空いてしまっているけれど。

夜の公園(というか広場みたいなところ)で話していると、色々な人が通りかかる。知っている人、話したことがある人、知らない人、有名人に似ている人。大きな声で笑う人、耳障りな話し方をする人、楽しそうな人。その人たちのほとんどは自分の家があって、帰ってから何をするのだろうかなどと考える。望み通り、夜は涼しくなったので、外に居るのが気持ちよかった。少し、眠い。

2007年6月14日

休みがない。観たい展覧会が増えてきてしまった。

今日履いてきた靴がとても歩きにくい。以前に一度だけ履いたのだけれど、そのときも歩きづらかった。今度は大丈夫だろうかと思ったら、なんのことはない、今回も歩きづらさは御健在。 朝、日差しがとても強く、雲は薄く変な形に歪んで高いところにくっついているみたいだった。昨日たくさん雨が降ったからだろうか。夜は涼しくなるといいなあ。

2007年6月13日

今日からここで日記のようなものを書きます。この場所は、ウェブを公開する少し前に1回だけ使用したところです。だから前の日の日記はずいぶん前のものです。いろんな事をして、いろんな事を思ったけれども、少しは前に進めているだろうか。