2007年9月30日

正しい人。




2007年9月29日

スパイラルガーデン、ギャラリー360°、SPACE YUI、GALLERY DAZZLE、トキアートスペース、ワタリウム美術館などを回った。これと言ってひっかかるものはなかった。スパイラルの2階で衝動買いをしてしまったのだけれど、帰ってくる途中から「これ、そこまで必要じゃないかも知れない。」と思っていて、家に着いた今、その思いはどんどん大きくなっている。でもせっかくお金を出して買ったのだし、大事にしようと思う。


そして今日は最後に、東京オペラシティアートギャラリーに行こうと思っていたのに、何をぼうっとしていたのだろう、乗っていた電車が違うところに行ってしまって、歩いてギャラリーに行くにはもう時間がなく、かと言ってもう1度満員電車に乗る気力もなくて、結局諦めて帰ってきた。なにしているんだろう。今日はいい1日ではなかった。


そうしてアパートに着いたとき、花火が見えた。そういえば今日は調布かどこかの花火大会があるんだった。結構きれいに見えたので、写真に撮れるかなと思ってカメラを構えたのだけれど、なんだか撮ったあとにどうしようもなく虚しくなるような気がしてやめた。


ひとりでももっと楽しめる人になりたいなあと思う。それはほんとうに些細なことでいいのだけれど。自分はひとりで出掛けていると、どうも気後れしてしまう節があって、満喫することができない。ヘタクソだ。そして、もっと色々なことを知りたい。特に本。今まで読んだ本の数は相当少ない方だと思う。でも本というのは、音楽や映画と違っていて、それを味わうには時間がかかる(読むのが速い人はそうでもないのかな)。今からできるかな。なぜそう思ったかというと、なんだかとても、自分が薄っぺらい人間におもえるというか、人と話していても。(本を読んでいてもおかしな人がたくさん居るのも事実ですが。)いろんなこと、知りたい。ひとりで絵をやっていくのは、すこし淋しいんだ。




2007年9月28日

どうすればいいのか分からない。気に入らないのは確か。納得ができないまま、展覧会なんかしていいわけがない。それも確か。だめだだめだだめだだめだ。きっと、ひとりで居るのがよくない。前もそうだった。ひとりでいると、夢か現実か、わからなくなるというか。友人がいないわけではないです。誤解しないでください。ほら、こうやってすぐ弁解する。くだらない。誤解なんか怖いものか。本当は怖い。さて解答は。自分の体がどんどん小さくなっていくのが分かる。終いには虫みたいに踏まれるよ。このまま、部屋のドアを飛び出して、来月までどっかに放浪の旅にでも出たらどうなるでしょう。展覧会も約束もほっぽらかして、放浪の旅に出たらどうなるでしょう。そんなことできないし、する勇気もないけれど。ひとりひとり。独り言も言わないから、声が出るのか分からない。あーあー。応答せよ。誰に。言う。最後に話したのはいつでしょう。最後に泣いたのはいつでしょう。最後に笑ったのはいつでしょう。最後に怒ったのはだいぶ前。最後に呆れたのはつい最近。生き別れた双子よ、聞いているか。応答せよ。こんな日記、誰が読んでいるのか知らないけれど、読んでいたとして、気分のいいものではないでしょう。でも、誰の為に書いているわけじゃないんだよな。でも、誰かが読んでいると、意味とか出てくるのかな。うそばっかり。言ったじゃないか。たいして大切に思ってないからすぐ忘れるのさ。泣き虫小虫、はさんで捨てろ。気に入っている絵は何枚あるでしょう。きいたら驚くぞ。それだけ飾ってさあおしまい。逃げろ逃げろ。今もひとり、明日はふたり、あさってはさんにん、その次はふたり出て行ってまたひとり。気に入らない気に入らない。なんでこんなことまでして絵を見せなくちゃならないんだよ。本当はあの絵を飾りたい。でも駄目だってさ。そんなもの、展覧会の意味がないじゃないか。いっそ燃やせば仕方なくなるのかな。燃やしちゃおうか。そうしようそうしよう。それは明暗だよ。さあ、マッチを買ってきたよ。茶色いところでこすれば、赤いところにボシュって火がつくから、それをキャンバスに近づけて。わあ、きれいだね。まるで花火のようだよ。油絵具だからよく燃えるなあ。はなびはなび。もう絵はなくなりました。炭にもならず蒸発しました。あーくだらない。まだ読んでいるのかい。きっと絵がうまくいかないのは神様のせい。あの子のせい。日本のせい。同僚のせい。うそだようそだよ。自業自得ってやつですよ。そんなことは知っていますよ。ここまで読んでいるのなら、教えてあげるよ。会いたい人がいるんだよ。ずっと前からそう思っていたんだ。でもあの子はそうは思ってないんだよ。そんなことは知っているんだよ。あの子は知らない街に住んでいるんだ。だから会えない。偶然なんてそうそうあるもんじゃないんだよ。だから会えない。名前は知っているよ。でもそれだけじゃ手紙も出せやしない。あいたいなああいたいなあ。もう寝ているだろうね。夜遅いもの。次はいつ会えるかなあ。でもねでもね、もう会えないかもしれないよ。だってそうだろう。肝心な勇気がないのだからね。そういえば勇気って何色だろうね。なんとなく濃い赤色か、紫に近い赤色だと思うなあ。もしかしたらエメラルドグリーンだったりしてね。わらえるわらえる。そうしたらがっかりだなあ。こんなに長く文章書いているのに、気分がいっこうに晴れないよ。はれない。明日は雨だってさ。その湿気が体内に入り込んで、脳細胞をおかしくして、だから、今こんなに嫌な気分なのかな。今もひとり。物音もしないから、夢の中でおいてきぼりされたみたいな気分だよ。たった今ドアのチャイムが鳴っても怖いけれど、ひとりは嫌だな。明日はなにしようかな。でも雨なんだよな。気分が重いな。涙も出ないよ。絵ってなに。あの子に会いたいよ。




2007年9月27日

今日は帰りに下北沢に行ってみた。今の仕事場がある最寄り駅には、小田急線と京王線が通っている。小田急線でも行けるけれど、京王線の方が電車賃が安いし、いつもとは違う風景を眺めて行ける。電車の車体も違うし、明日は休みだから、わざわざ遠回りして帰ってもいいような気分になった。


下北沢に行ったのは、展覧会のDMを置いてもらうため。といっても数カ所にしか行かなかったけれど。


そういえば、久しぶりに行ったなあ。大学に入学して一人暮らしを初めたころ、下北沢にあるキッチン南海というお店に行ったのを思い出した。たしかカレーライスを食べたんだ。小さい店なのに、意外にもチェーン店ということをだいぶあとに知って驚いた。自分の知っている限りでは、経堂、千歳船橋、向ケ丘遊園にもある。カレーライスは下北沢より梅ヶ丘店のほうが美味しい。今でもたまに行くけれど、ほとんどのメニューが500円前後なんだ。トッピングや定食もあるし、持ち帰りだってできるんだ。また食べたくなったなあ。行きたい人はいますか。



2007年9月26日

なんだか今日は、「日記にこれを書こう。」と思うことがいくつもあった。たぶん、寝不足のせいだろうと思う。そういうときは決まって、思考が妙なくらい活発になる。そしてそれを通り越すと、眠くて何も考えられなくなる。もともと、日記にいくつもの内容を書くのがあまりすきではないのだけれど、せっかくだから書いてみる。


「どらやきとおせんべいがいいよ。」
小さな子供の言葉。
鈴が転がるような声。


お芝居を始めた理由。
「ともだちがほしいから。」


欲しい絵がある。
その絵が自分の部屋に来たら、きっとそれは、自分にとって、秘密基地ができたことと同じことだ。
でも言えない。独り言でしか。


週末、晴れるといいですね。
楽しんでおいでよ。


毎週見ていた「クレイモア」というアニメが昨日で終わってしまった。


今の仕事場はタバコの煙がひどくて、おそらく自分の肺は、毎日少しずつ冒されていっているに違いない。けれどそんなことよりも困ることは、仕事のあと人と会う約束がある場合だ。自分の身の回りには、タバコを吸う人があまりいないので、そういう人たちと会ったとき、自分の服や髪の毛からその不快な匂いが漂っていると思われるのが心苦しい。けれど、どうしようもない。空調の近くに行ったら終わりだ。そうやって、ヒヤヒヤしたりしている。


どうしよう。描きたいものが少しずつ変わってきている。展覧会はもうすぐなのに。自分の展覧会だから、自分の好きなようにすればいいのに。けれど、今回はそうはいかないのです。今回だけは。変えられなくて。苦しい。すこし。間違っている?自由になるための手段のはず。でも、今描いている絵も、描きたかった景色。だから、見届けないと。新しく描きたいものは、今、すこしずつ描きためています。


急に泣きたくなることって、他のひとはあるのだろうか。
たとえば、車が横切るとき。
川の上を電車で通り過ぎるとき。
朝が清々しいとき。
くるりの「ハローグッバイ」を聴いたとき。
走り出したくなったとき。
たぶん共通しているのは、淋しいという感覚。
他のひとはあるのだろうか。




2007年9月25日

ビスコンティの「ベニスに死す」の世界。ただひたすら美しいだけ。だから力強い。




2007年9月24日

今年の3月にあった卒制展に、WEBのトップページになっている絵を出した。会期中、フラフラ会場を歩いているときに、知り合いが親しい親子を紹介してくれて、その子供が恥ずかしそうにしていたので、なんだろうと思っていたら、もじもじしながら自分の絵の景色を「きれい。」と言った。それがうれしかった。自分の絵はよく「暗い」と言われていて、そう思う理由は何となく分かるし別に不快ということでもないのだけれど、自分ではそんな風には思っていないというか、そういうものを好んで描きたいわけではないというのはある。しかし、絵を見た人がそう感じてしまうのには、自分に問題があるのだろうか。


駅前のスタバにたまに行く。値段が高いのだけれど、元気に働く店員さんや、広くて過ごしやすい店内が好きだ(おそらくどのスタバの店舗よりも広いのではないだろうか)。外を通り過ぎて行く人たちをぼうっと眺める。足早で通り過ぎる女の人、お店に入ろうかどうしようか考えていそうな男の人、楽しそうに話す学生、母親のあとを一生懸命くっついて歩く子供。自分はそういう人たちを眺めて、彼らは自分には気づかない。




2007年9月23日

そうやって変わっていくんだろう。




2007年9月22日

紅茶はレモンにしますか、ミルクにしますか。
髪は短いですか、長いですか。
歌を歌いますか、聴きますか。
4日前の嬉しいことを憶えていますか。
黒には何色を合わせますか。
海に行きますか、川に行きますか。
背は高いですか、低いですか。
やっぱりコーヒーを飲みますか。
一緒に散歩をしましょうか。
冬は本当に来るのでしょうか。
フォークが好きですか、スプーンが好きですか。
話をしますか、それとも聞きますか。
どうしても欲しいものがありますか。
許せないことはありますか。
スニーカーはやっぱり白だろと思うのですが。
太っていますか、痩せていますか。
部屋は広いですか、狭いですか。
窓の外は何が見えますか。
夜にしましょうか、朝にしましょうか。
駅には歩きますか、自転車ですか。
肉料理ですか、魚料理ですか。
花は見ますか、育てますか。
近所の猫は何色ですか。
観たい映画はありますか。
好きな路線はありますか。
明日は誰かと会いますか、ひとりで過ごしますか。
時間を持って帰る方法を知っていますか。
返事はきましたか、まだですか。
もう気にしていないことはありますか。
新しく憶えたことはありますか。




2007年9月21日

そういえば最近、本を読むペースが遅い。映画もあまり観ていない。もしかすると、こういうときこそ(絵のこととか、展示のこととか、他にも考えてしまうことがある。)本を読んだり映画を観たりした方がいいのかも知れない。だんだん視野が狭くなっていくというか、決まったパターンができてしまう気がする。それはきっと窮屈なことで、自分にはよくないことなんだと思う。


今までたくさんの映画を観たけれど、初めてひとりで映画館で観たのは「タナカヒロシのすべて」だ。途中、おもわず笑ってしまったところがあって、隣りに座っていた、仕事帰りのようなサラリーマン(この人もひとりで来たようだ)もクスクス笑っていて、なんだか妙に嬉しい感じがしたのを憶えている。




2007年9月20日

大きな公園に行きたい。



2007年9月19日

帰りの電車の中で、話したかったことや聞きたかったことが、あれもこれもと出てくる。でもどんどん離れていく。帰りの電車の中だから。




2007年9月17日

ただいま。
10日間の旅行だったのだけれど、とても内容としては濃く、考えさせられることも多かったような気がします。しかし、今はとても疲れている(初めての時差ボケを体感しているところです)ので、話はまた別の日にしようと思います。写真も撮ってきたので、それも少しずつWEBにアップしようかなと思っています。


そして気づけば個展まで1ヶ月をきった。いや、知っていたけれど。もうワープを使ってどこかに逃げることもできませんね。
さてはてどうなることやら、どうすることやら。




2007年9月5日

個展のタイトルを決めた。


久しぶりにWEBを更新した。(「お知らせ」と「展示室K」)


イタリアに行く。




ちなみにこれは夢の話じゃない。



2007年9月4日

雨上がってよ。屋根から地面に落ちる雨粒の音が、刺々しい。このアパートの嫌なところのひとつ。




2007年9月3日

綺麗な建物に囲まれた石畳の広場に、たくさんの人たちがいる。立ち話をする人たちやスケートボードをする人たち、ボールで遊ぶ子供たちもいる。自分はというと、その中をてくてく歩いている。しばらくして、知っている人を見かけたので近づいていくと、横から走ってきた人(それも知人)が彼女に近づいていき、不意にキスをした。彼女はやさしく微笑んで、彼はまた走ってどこかに向かってしまった。自分はよく分からないけれど、引き返す。
そのあと、先生にひどく怒られた。普段、皮肉は言うが怒ることはない人なので、ショックだった。


最近、夢の話ばかりしているなあ。読んでいて楽しいかは分かりませんが、結構印象に残ってしまうので。




2007年9月2日

バイトのあと、知り合いのギャラリーに行った。渋谷のとても賑やかな土地にある。電車を降りてから、とくに用もないのに、フラフラとギャラリーとは反対方向にむかって歩いてみた。どのくらい歩いたろう。あ、そうか、歩いてきたこの距離を、また同じ時間かけて戻らなくちゃいけないのだ、と気づいて引き返す。涼しかったからついついと。いよいよギャラリーに近づいてくると、怖くて頭が上げられない。この街は本当に嫌いだ。音が氾濫しているし、人が多い。たくさんの顔や足が動いていると頭がクラクラするのだ。ギャラリーの窓の下にはそういう景色が小さく広がっている。知人と少し話して、とても美味しいクラッカー(少し辛い)を食べながらトランプで遊んだりした。




2007年9月1日

バイトなのに働き過ぎだ。体が無理をしている。気分も暗くなってしまう。雨が降らないことを思う。