2007年10月28日

夜、江ノ島にある展望台に登って、町並みの景色とは反対側に回る。すると、恐ろしいほどの暗闇の海と空。この世で本当に怖いのは、こういう、自分の力ではどうすることもできない自然のありのままの姿を目の当たりにしてしまったときだと思う。登ったのはもう随分と前の話。けれどあの暗闇ははっきりと憶えている。本物の黒。