2007年11月23日

アーロンは図書室で働いている。なるべく他人と一緒にならない作業を周りの連中が選んだのだ。しかし彼は本が好きだったのでゆっくりとしたその仕事を楽しんでいるようにも見えた。貸し借りを受け付けする間も、カウンターで本を読むことができるし、何より本が好きだった。彼はその日に読み終わった本を、机の隅に重ねていく。その手つきはとても慎重で、角をぴったりと合わせた。