2008年3月5日

深夜テレビをつけたら、NHKで「プロフェッショナル」という番組がやっていて、そのときのゲストが将棋棋士の羽生善治さんだった。自分が子供の頃、コーヒーや公文式のコマーシャルに出ていて、将棋のことは何も分からないのに、この人のことは知っていた。番組の中で、羽生さんが「10代の頃とは違って、記憶力や閃く力が衰えてきたのが分かる。30代半ばになった今、直感を信じて将棋をするようになった。それは10代の頃にはなかったこと。」と話していた。そのあと「直感は、今までの経験から生まれてくるもの。」また「続けていく努力が才能だ。」とも言っていて、強く印象に残った。


番組の途中、多くの局の場合、正念場になると羽生さんの将棋を指す手が震えだすというのを紹介する場面があって、目が離せなくなった。決着がついて局が終了しても(羽生さんが勝ったとしても)、羽生さんの手の震えは止まらなかった。