2008年6月4日

どうも話して表現することが苦手なようです。言ったそばから、言いたいことから遠ざかってしまいます。唯一、言葉を使ってなんとかうまくいくのは、紙に書くことのようです。自分はいつもクロッキーブック(大学生のときから同じ種類)を持ち歩いていますが、絵よりも言葉を書く方が多いときがあります。その白い紙のなかに、言葉を選んで、改行するところも選んで、字の大きさや字の線の長さを慎重に選びます。そうして出来上がったものを見ると、やはりこれは絵かも知れないと思ったりもします。紙の白と、黒い字の線の形。書いている内容は、ふと思ったことや、誰かが言ったことや、何かが起こってそれについてだったりします。ちなみに、今クロッキーブックを開いて見てみたら、いちばん最近のものが「集中的に一定期間働いて、そのあと何もしない。自分はそういう感じやな。」でした。これは人が言った言葉ですが(紙に書いているのだから、ここに書いてもどうしようもないのですけれど…)。


さてさて、あさって6日からグループ展が始まります。ギャラリーの人の話では、人はいつもあまり来ないとのことでした(!)。だから、みなさん、是非来てみてください。人があまり来ないのならば、きっと、ゆっくりできます。