2009年1月18日

仙川/東京アートミュージアム「PHILOSOPHIAE NATURALIS PRINCIPIA ARTIFICIOSA 展 自然哲学としての芸術原理/6作家の連続個展と共通展示」を観に行った。同時代の作家が約3週間ずつ、それぞれ個展をするというもの。個展はメインスペースで行われ、そこに向かうまでの展示スペースに6作家の作品が展示されている。


個展第1週目は鷲見和紀郎さん。「先生」と呼ばれることを嫌う鷲見さんのゼミを、自分は大学4年のときにとっていた。自分の展示には毎回足を運んでいただき、感想を聞く。今回展示されている鷲見さんの作品は見た目で分けるならば2種類あって、自分は、壁にかけてある作品がすきだ。「深いところから浮かび上がってくる」重そうなのにそれを感じさせないような作品。作り続けることの意味を、先を歩いている鷲見さんから聞いた言葉を今でも憶えている。


東京アートミュージアムには初めて訪れた。小さくて、壁に関しては絵を飾るにはどうなのかという感じだけれど、館内はアスレチックみたいで自分はわりと気に入った。普段では縁遠い存在の空間という感じだし、所々にある窓からは外の景色が見える。展示を観終わったあと、自分は窓の枠に顎をのせて、外を眺めていた。向かいにあるマンションに出入りする人や、犬と散歩をする人、転んだ子供や、木の枝についている何かの蕾を見ていた。