2009年6月15日

しばらくの間、日記を書いていませんでした。正確に言うと、書く気になれなかった。もっと正確に言うと、前回の日記を書いたとき、もう当分の間書かない(もうできない)と決めたから、あれを書いたわけなのだけれど、それなのに、書きたいことは、ほとんど毎日なにかしらあって、言いたいことや思いついた文章が、頭の中をぐるぐるぐるぐる回っていたのだけれど、いざ、書こうと思うと、それを思ったと同時に、「こんなこと書いてもどうしようもない。」「何にもならない。」という気持ちになって、結局書かなかった。でも今日は、書いている。どうしようもなくても、その、何かしら思うことを記すことは、必要だ。少なくとも、自分には。書きたい、書きたい、と思っていることが分かった。ある人の昔の文章を読んでいて、おもしろそうだったんだ。だから自分も始めたんだけれど。いつしかそれも読まなくなっていて、昨日、久しぶりに読み返したら、やっぱりおもしろかった。


パソコンの画面に打ち出される文字は、自分の文字ではないから(形が違う)、一見、無機質のように思える。でも嫌いじゃない。誰が書いた文章も、同じ形の文字で書かれているのに、そこから受ける雰囲気は同じようにはならないんだよ。それはやはり、言葉の選び方や、言い回しの違いが大きく関係しているのだろうけれど、だからなおさら、違うものを同じ形の文字列で表すから、おもしろいのかも知れない。