2009年10月1日

ウェブを更新しました。風邪気味。鼻をかみすぎて痛い。


今月の24日から始まる展覧会のチラシを、また知人や友人に送るのだけれど(まだ準備していない)、綺麗なチラシだから折りたくなくて、そうするとメール便で送ることになって、そうすると切手が貼れなくて、そうすると宅急便のあのバーコードみたいな黄色いシールになってしまう。それがなんとなく気が進まない、というか嫌なのだけれど、きっとそうする。


この前、ふらっとTSUTAYAに行って何か借りようと思った。正確には「ミート・ザ・ペアレンツ」を借りようと思っていた。これは、1ヶ月くらい前に深夜テレビでやっているのを途中から観て、かなりおもしろかったので、最初から観たくなったから。でもこの日は、そういうコメディタッチのものを観たい気分ではなくて、何にしようかとフラフラ歩き回って、結局「チャプター27」を借りた。監督はJ・P・シェーファー、主演はジャレッド・レト。マーク・チャップマンによるジョン・レノン殺害までの3日間を描いた映画。自分はビートルズの音楽のことも、ジョン・レノンのこともよく知らないから、この映画に真実味があるのかわからない(よく知っていても本当は犯人にしか分からないのだけれど)。ジャレッド・レトがよかった。すこし話題になった、体重を数十kg増やすなどの役作りは、最初に登場するシーンでちょっと衝撃を受けた(あの映し方はとてもよかった)。とはいえただの肥満体になったというよりは、もともと体を鍛えている人だから、筋肉がしっかりしている太った体、という印象で、もう引退したけれど、関取時代の舞の海さんみたいだった。そういう体の役作りよりも、映画の中のチャップマンの、あの人間描写がとてもよかったと思う。特に、出待ちをしているカメラマンやジュードというジョン・レノンのファンの女の子に対する、「まだ居るだろ?居てくれ。行かないで。」と引き止めるシーンは本当に不気味だった。このひと役者じゃないんじゃないかな、と思ってしまうほどだった。エンドロールが流れて、ジョン・レノン役の人の名前を見たら、マーク・リンゼイ・チャップマンだった。なぜ、チャップマンに殺されたとされるジョン・レノン役を、犯人と同じ名前の人が(ミドルネームは違うけれど)演じたのだろうか。別にいいのだけれど。顔がはっきり映るわけではないから、その人でなければならない理由があるとは思えないし、意図したものだとしたら、なぜなのだろう。