2011年12月31日

ブランドンが死んでしまって、今日で18年。乱暴されたのはクリスマス・イブで、殺されたのはニューイヤー・イブ。世界中が愛だ平和だという 気持ちで溢れていて、おそらく普通の日々より家族や恋人や友人とのつながりを強く感じる日に、ブランドンには悲しみが落ちてきた。ブランドンが生きている ころの記憶(自分の生活の記憶)が自分にはある。そのころ、彼は確かに生きていたのだけれど、自分が彼を知るときにはもう死んでしまっていた。不思議な気 持ち。いくら彼を想っても通じることはないし、話すことはできない。でもそれって、生きている人間に対しても同じようなことを想ったりする。もう一生、 会ったり話すことができないんだなあと思うと、苦しくなる。ブランドンが最後にいた場所を探してやっと見つけることができた。いつか行きたいと思う。


さよなら2011年。